【仕事】

仕事で、老人福祉センターみたいなところに行ってきました。

センターに来ている方たちに、現在開発中のソフトの
モニターになってサンプル版を体験していただき、
その感想を送信してもらうことになったからです。

「老人」という言葉がついているけど、
ここに来ている人たちは60〜70代ばかりで、
自分の祖父母(80代)とは全然ちがい
おじいちゃんおばあちゃん、というよりは、
むしろ親に近いおじさんおばさんでした。

ソフトの使い方などの説明をしたあと、
部屋の隅で会話している人が、やたらIT用語を使いまくっていたので
気になって声をかけてみました。
すると、その会話をしていたおじさんとおばさんはワードやエクセルだけでなく
フォトショップやキャドをも使いこなし、来週にはFLASHの練習を始めると
おっしゃるではありませんか。
しかも、パソコンを自分で組み立てたり、改造したりもしていて
それら全てが独学だというのです。
正直驚きました。
うちの母親なんて、パソコンの電源の切り方すら危ういのに。

おじさんの方はもともとセミプロのカメラマンで、
写真の合成やデータの整理などに興味を持っていて
そこからフォトショップにはまり、
おばさんの方は、娘さんと同時期にパソコンを使い始め
娘には負けない!と、たくさん勉強して技術を身につけていったとか。
そして、覚えたことをお友達同時で教えあったりして
それがまた楽しいんだとおっしゃっていました。

親の世代は機械嫌いが多そうだと思っていたのですが
こんなに生き生きとした目で、新しいことをどんどん吸収して
楽しんで生きてる姿をみて、なんか、すごく感動しました。
私も、こんな風に「パソコン分解するの大好き!」とかいえる
おばちゃんになりたいものだと思いました。

このように、おじさんおばさんたちと会話したのは初めての経験でしたが、
学ぶべきものが、あまりにも多すぎました。
やっぱり、人生の先輩ってちがうよな、と思いました。