ソラニン(浅野いにお)全2巻

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)
を読みました。今日お店に行ったらたくさん山積みされてました。はやってるのかも。
読んでみて、学生時代、そして社会人になってからもやもやと考えてることがいっぱい描かれてて、衝撃をうけました。コレを読むと、何かを考えずにはいられないです。


大学生のとき、ナゾなマンガを描いたことを思い出しました。そのとき私は、就職活動を終えて社会人になるということにあれこれ悩みを持っていました。本当に行きたかった道はちょっと置いておいて、遠回りしてから戻ってこようと思って、別な道の中で自分がいちばんと考えた第一志望に、かっこよく合格してしまった私。はたから見たら、すごく幸せな人だったと思います。しかし、遠回りするために選んだ道の方には、第一志望以外の場所で、かなりショッキングな世界をたくさんみてしまって、私はそのときのやり場のない気持ちを何かに残しておきたくて、特に答えが見つかったわけでもないのにマンガにしてしまったのでした。そんなんだったから、出来上がったものはひどい作品で、人に読ませられるようなものではありませんでした。
ですがそこには、あのころ強く感じた感情がそのままストレートにぶつけられていました。「私は、こんな生き方はしたくないんだ!」と。


でも・・・


悲しいことに私は、今、あのころ叫んだ「こんな生き方」に悩まされながら生きていることに気がついてしまいました。なんかショッキン。。


それは生きていく以上、避けて通れない課題で、子どもだった21歳の私には到底理解できないようなことなのだけど、社会人になって、いろんなことが見えてきて、ある程度仕方がないことだってあるんだって思いながら生きるようになりました。ソラニン」の主人公の気持ちが重なって、私はどこにいくんだろう、どうしたいんだろうって、ずっと考えてしまいました。


でも、ちょっと答えが固まりました。やっぱ、今やってる仕事、変えてもらおう。向いてない気がする、と言い出すのは、逃げることでかっこ悪い、どうせそんな気持ちで言い出してほかの仕事したって中途半端なままだ、と思ってたけど、企画に携わって半年たった今でも、何もみつからないのって問題だと思う。決め付ける私が間違ってると思う人がいたら、止めてしかってほしい。けどそんな人いない。だったら、私は自分で自分の道を選んでもいいよね。