ユーザーの声

自分の作ったものについて、ユーザーさんの声が聞けるというのはすごくうれしいことです。先日、久しぶりに自分が作ったコーナーについての児童の感想を目にする機会がありました。自分が入社してすぐにつくった、思い入れの強いコンテンツだったので、「角がよくわかった」「分度器を使うのが楽しかった」など、感想をたくさんもらえて、素直にうれしいと思いました。

こういった学習コンテンツを作っていると、直接ではないにせよ教える責任というものをすごく考えます。何を隠そう、自分が教師になることを拒んだ最大の原因が、この「責任」だったりするからです。

「よくわかった」「苦手だったけど、これならできる」って思ってくれた子たちは、私の作った話を、大人になるまで覚えていて、ああして覚えたんだ!って思い出してくれたりするんだろうか。私は、小さいころ、学研の「学習」をとっていて、それで学んだこと、読んだ話をけっこうたくさん覚えていたりします。付録で付いていた、こんなんで覚えるのかよー!って馬鹿にしてた(酷)地名と特産物のカラオケさえ、2回くらいしか聴いてないのに鮮明に覚えていたり。だから、私が、何気なく作ったコーナーに、ちょっとした間違い(言い回しや、アニメーションのミス)があって、それを信じて大人になった人が、あのソフトはうそつきだ!って言われちゃったらどうしようとか、そんなことを考えてしまいます。そこまで深刻になる必要はないんだろうけど。小心者なんですね、わたくし。orz

そういったこともあって、専門外のコーナーを担当している今、毎日不安で仕方がありません。ちょっとづつ、いろいろ勉強してわかるようにはなってきたけど、特に専門的な勉強をしてきていない(といったら失礼かもだけど、単純に教育が専門じゃなかったという意味で)人たちが、同じようにコンテンツ作ってるのって、すごいことだなと思ってしまいます。みんな、苦労してるんでしょうね、きっと。わたしばかり苦しいみたいな考え持ってしまっていて、反省しました。