決断のとき 〜そしておかあさんクエスト〜

退職を決意しました。
朝、いつもより30分早く起きて、いつもより早い時間の電車に乗って、人がいない時間を見計らって出社すると、社内にはいつも通りいちばんに来て、ポットの前でお茶を入れてる社長がいました。きっとこんな会社、なかなかないよね。改めてそんなことを思いながら、社長に退職についておはなしをしました。電車の中でたくさん脳内練習したので、いうことはきちんと伝えられたと思うのですが、どんなことを言ったのか、あまり覚えてません。ただ、言い終わって自分の席に戻るとき、会社での思い出がいっきに蘇ってきてしまって、そのままトイレに駆け込んで声を殺して泣きました。転職ってこんなに重いことだったんだなって、今頃気づくなんて、情けないぜ自分。
社内に戻ると、前のチームリーダーが喫茶店に誘ってくださったので、そのままお外へ。リーダーは、これまでのことをいろいろお話してくれて、前もって伝えられなかったことを気にかけてくれました。いつもいろいろ支えてくださって、本当にリーダーはすごいです。感謝の気持ちでいっぱいでした。
いろいろお話して少し落ち着いたころ、なんとか席で仕事を始めたものの、とても仕事ができる精神状態じゃなくて、お昼前に早退。歩くのがやっとという状態で、自分で自分にビックリしました。あとで聞いたら、喫茶店に誘ってくれたリーダーも同じ時間に同じく体調不良で早退していたようです。なんてこった>< 私のナイナスオーラが伝染しちゃったのかしら。
なんとか家に帰ってベットの上にごろんし、母親に退職報告。ガマンしてたいろいろを、ここぞとばかりに聞いてもらってしまいました。とにかく寝なさいといわれたので、がんばって寝ました。
起きると夜になっていました。何か食べないとダメになりそうだったので、なんとかおにぎりを食べて再びごろんとしてると、玄関でチャイムがなりました。パジャマだし、酷い顔だしで居留守しようと思ったのだけど、一応玄関まで行ってみました。すると玄関に母が立っていました。電車の切符すらまともに買えない母が、遠く茨城からたった一人で大阪に来てしまったのです。びっくりして泣いてしまいました。母親の前で。コレは最強に恥ずかしかった!「きちゃった☆」とか言うんじゃないよ!反則だっつの><
感動したのは2秒、すぐに部屋のごちゃごちゃっぷりを思い出して我に帰り、お部屋のお掃除をし始めました。どんなにボロボロでも、やるべきことはやらねばと思うと、人間すぐに動けるもんなんだなあ。家事を一生懸命したり、母が大阪までどんな冒険を繰り広げてきたかを聞いてたりしたおかげで、だいぶ気持ちが落ち着いて楽になりました。お母さん、いろいろありがとう。一発で落ち込みオーラをふきとばしてくれたあたりがすごい。
それから、マイミクさんにもたくさん温かいコメントをいただきました。いつまでも泣いてばかりいちゃダメだなと、励まされました。