ラブリーボーン

久々に映画を見てきました！14歳で殺された少女が家族を見守る話だと、CMでやっていたので、
14歳と言えば反抗期。
些細な喧嘩から、パパとママは私のことなんて愛してないんだわ！とかいって学校にいく。
その途中で殺されてしまう。
家族が自分を大切に思ってくれていたことを知る。
天国から家族を守り、共に犯人を見つけて逮捕。
めでたしめでたし

…みたいな話かと思って見に行ったら違いました…。すごく怖くてずっと心臓ばくばくしてました。しかもすごい虚しくなる話で、切なくてたまりませんでした…。
犯人は優しそうなおじさんで、定期的に女の子を殺してしまう連続殺人犯。主人公を言葉巧みに誘い出して残酷な殺しかたをします。その演技が半端なく怖いのです。怖くて泣きました。助けて、助けてと叫ぶ主人公。女性や娘がいる親にはこういうシーンは耐えられないんじゃないでしょうか。私だけ？もうホント残酷。犯人は主人
公をバラバラに切って麻の袋につめこみ、金庫の中に入れて地下室でそれを大事に持っていました。
その後主人公は、自分がやりたかったこてを思い出して、あの世とこの世の狭間に止まりました。のうのうと生きる犯人。ばらばらになる家族。でも家族は最後まで諦めずに主人公の行方を、犯人をさがし続けます。
月日が流れ、主人公の妹が犯人の家に突入。彼が犯人だと決定付けるものを発見しました。しかし犯人は、荷物をまとめ、金庫を持って逃走。また、主人公の家族は、悲しい事件を忘れながら前を向いて歩き出します。
証拠は消され、前を向いて歩いていく家族、主人公は最後に、果たせなかったボーイフレンドとのファーストキスをして満足そうに天国へ旅立ちました。

悲しいことがあったとき、人は誰もが前を向いてあるくため、悲しい過去を置き去りにして歩いていきます。そのシーンと、いろんな夢を奪われてしまった少女たちのいる、美しく悲しい天国。ただ見てるしか出来ないのだけど、怒りや悲しみがどんどん押し寄せてきて、ただただ辛かったです。
しかも犯人は最後に、自ら足を滑らせて崖から落下してしんでしまうのです。悪いやつは死ねばいいの？違うだろ！ってもやもやします。

こういうはなしなもんで、好きな人は好きだろうけど、私はだめでした。つまらないってことは全くなくて、素晴らしい作品だと思うけど、もう見たくないです（T_T）

次は明るい話のを見たいと思いました。アバターかアリスかな？