大阪へ

この日は、おじいちゃんの本葬&四十九日。おじいちゃんをお墓に送って、そのあと大きなイベントホールでお食事をしました。

お別れの言葉で、おじいちゃんがどんなことをしてきたか、あらためて聞いて、すごい人だったんだなって思いました。すごいことしてるって話は昔からずっと聞いていたけど、おじいちゃんはそのことで威張ったりする人じゃなかったし、オフレコで、面白い裏話ばかりきいていたので、実感がわかなかったというか何というか。
何年前だっただろう。大阪から久しぶりに帰ってきておじいちゃんに会いに行ったとき、書道の師範代になったって言って、賞状を見せてもらったことがあった。大きな賞状がいっぱいあるので、特別すごいことなのかどうかわかんなかったけど、80を超えても現役で仕事して、しかも資格もとっちゃって、なんてパワフルな人なんだ!と感動したものでした。

思い返すと、ほんと、すごいことばっかり浮かんできます。おじいちゃんが突然死んでしまって、それからずっと、私は、生きているうちに自分にできることって何だろうって考えてました。一度きりの人生だから、とか、よく聞く言葉、わかっていたはずの言葉。それがこの1ヶ月の間、ものすごくグサグサ刺さってきます。

私も、おじいちゃんみたいに、いろんなものを残せるだろうか。生きた証を。
それはまだわからないけれど、何でもいいから、自分がいなかったらなかった、っていえるものをつくりたいなって思います。