なんでこんなにムダが生まれちゃうの?

お仕事で、AのままだとダメだからBのように作って欲しい、と頼まれた案件がありました。締め切りがかなりギリギリな案件だったのでいっぱい残業してなんとかBを完成させたら、今日、やっぱりAでもOKになったのでAに戻してくださいって言われました。ちゃんと確認してから依頼してこーいww 
うちはBの作業をすること前提でお金もらってるからお金の面では損はしてないけど、いちばん上の依頼元はすごい損してます。ヒトゴトとはいえ、こういうムダってなんかちょっと心が痛い。直接の依頼元は、いろいろあまりよくわかっていない人で、質問しても「すみません、私、よくわかってなくて」って言われて、さらに上のお客さんにどう質問したらいいか、電話で一緒に相談に乗ってあげたりしてる状態。ときどき、なんでこんなにわからない状態で仕事してる(orさせられてる?)んだろう、って思うとかわいそうに思ってしまいます。
仕事で扱う案件は、たいてい自分とおおもとの依頼人の間に業者が何社か入るので、必要としている現場でどのようなものが望まれているのか、直接聞くことができません。たまに、自分対依頼人という間に何も入らないスタイルでの開発もあるのですが、そういうときは作ってるときも相手の要望を聞いて、それにまっすぐに答えられるのが楽しくて、お客さんからも直接喜びの声とかが聞けるのでやりがいもあり、ムダも感じません。でも巨大なプロジェクトほど、このようなスタイルをとるのは不可能。不可能なんだけど、末端近くのクリエーターとしてはなんとかあの気持ちのよいやりとりを出来ないものかとモガモガしてしまいます。
ものづくりって難しいっすね。