Distant Worlds music from FINAL FANTASY Returning home (11/6)の感想

FFのオーケストラコンサートに行ってきたのでその感想です。内容は微妙ですが、読んでくださった方がいたらありがとうございます。

∞∞∞∞∞第1部∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■1:片翼の天使FF7 セフィロス戦)
コンサート最初の曲は、セフィロスのテーマ?として有名な片翼の天使でした。
FF7のアレンジ曲が収録された、リユニオントラックスのバージョンです。(not再臨)

映像はPS版FF7のゲーム画面やアドベントチルドレンから、
セフィロスやカダージュなどが出てました。

コンサート前日、何かの記事で植松さんが、
「1曲目はどうしてもこの曲を」と言っていたのを読んで、いったい何が来るんだろうって
わくわくしていたのですが、これなのか…!

この曲を聴くのは初めてではなかったのですが
こだわりの1曲と知って聴くと感慨深いものがありました。

■2:勝利のテーマ(FF1〜10、12 戦闘後ファンファーレ)
指揮者のアーニー・ロスさんのMCを挟んで、ファンファーレ部分だけ演奏されました。

オーケストラなので、FF12に近いイメージといったらよいのでしょうか。
とても短かったけど、会場からどっとどよめき(笑い?)が上がりました。

そして間髪入れず、スクリーンにゲーム画面が・・・

■3:Don't be Afraid(FF8 通常バトル)
見ると制服を着たゼル、スコール、サイファーが噴水のそばで犬に吠えられてる映像。
ドール実地試験のワンシーンでした。

BGMはなく、わんわん吠えられまくってるゼルに会場からクスクスと笑い声が。
そして次のシーンで画面は敵とエンカウントしてバトルシーンに切り替わりました。

そのタイミングでオーケストラバージョンのバトル曲が!
素敵な演出じゃないですか!

この曲は5拍子なのだけど、演奏する側ってやりにくいとかあるんですかね。
そんなことを考えながら、なつかしいな〜と思いながら映像を見てました。
演奏はFF8のアレンジCDのものと一緒でした。
全体的に実際の曲よりゆっくりに聞こえたのは私が興奮してたからなのでしょうか。

映像は、最初はバトル画面のダイジェストっぽかったけど、
後半はX-ATM092から逃げる時間制限付きイベントの映像とリンクし、
撃破出来なかったときに流れるムービーの映像に合わせて演奏が終了。

映像に見入ってしまって、音楽に集中できない私(T_T)だめじゃん。

■4:FINAL FANTASY I〜III メドレー 2010
プレリュード
FF1 フィールドの曲
FF1 マトーヤの洞窟
FF3 水の巫女エリア
ファイナルファンタジー
FF2 反乱軍のテーマ

やっぱりここはまとめられる運命にあるのね(T_T)
私なりにまとめられてしまう理由を考えてみたのだけど、
・FFが海外進出したのは1、4、6以降(例:海外のFF3は日本のFF6のこと)
・7から世界的に有名になった
・このコンサートは海外を回って日本に戻ってきた
以上のことから、仕方ないのかも!と思いました。

メドレー中の映像はFF1のゲーム画面から。
多分ファイナルファンタジーI・IIアドバンスあたりの映像でした。
パーティキャラが、戦士・赤魔・モンク・シーフ(後半からナイト・赤魔・スーパー・忍者)
で、赤魔の名前がJoJoなのがすごく気になってました。
なんでじょじょなの。

マトーヤの洞窟の後半から映像はFF2のものへ。
フリオニールがブラッドソードでHPを吸収し、
マリアが素手で殴り、
レオンハルトが斧を振り回していました。
ツボをしっかり抑えた動画だと感動しましたが、音楽はそのままFF3へ。
飛ばされたよ!!

映像はそのままDS版FF3のオープニングムービーへ。
エリアのテーマはDS版のオープニングにあったので、
その映像とリンクしていました。
その後音楽はファイナルファンタジーに切り替わります。

ファイナルファンタジーは、いわゆるエンディングバージョンでした。
エンディングバージョンというのは、途中のメロディーが下がるやつです。
(例:FF5〜9)
FF1〜3はオープニングバージョンなのに!!
まあいいんですけど。
このテーマを聞くとジーンと来ます。

しかしこのとき私の心は、
このままFF2は忘れ去られてしまうのか、という悲しい気持ちでいっぱいでした。
ファイナルファンタジーが流れたら、
そのままジャーンと終わってしまう可能性が高いと思っていたからです。

そしたら、最後に来ました、反乱軍のテーマです!
かっけー!!!!
第1回鳥肌はこのとき立ちました。

FF1と2のファミコンのオリジナルサウンドトラックのCDに
反乱軍のテーマのオーケストラバージョンがあるのですが
それと似ていました。
渋くて荘厳で、これぞFF2の世界だよ、としみじみ思いました。

■5:Love Grows(FF8 Eyes On Meの別バージョン)
次はピアニストのベンヤミンさんが登場。
オケとピアノのコラボレーション演奏でした。
Press Startなどのコンサートではピアノとオケのコラボだと
どうしてもオケの音に負けてしまう感じに聞こえたけど
ピアノがとてもきれいに聞こえてよかったです。

このときは映像がなかったので、曲をじっくり聞くことが出来ました。

ゲームで流れてる時は、もっとふわっとしてて
俺こいつのこと好きなのか?くらいの柔らかい感情なのに
オケ版は終盤に向けて、愛が成長しまくってもう止められないんだ!
みたいに盛り上がります。帰ってこいスコール、と止めたくなるほどに。
ベンヤミンさんの演奏がとても情熱的でせくしーでよかったです。


■6:Ronfaure(FF11
ベンヤミンさんが帰って、再びオケの演奏。
FF11はやったことがないけど、この曲は知っているぞ。
ちょっと哀愁漂う感じの音楽ですが、どんなところで使われているんだろう。
きっと渋い感じの街の曲に違いない、そんな想像をしながら聞きました。

■7:J-E-N-O-V-A(FF7 ジェノバ戦)
続いてJENOVAが来ました。
シンセサイザーで弾いているであろう、あのフレーズは
鉄琴がすごくがんばってました。
がんばれ!って応援したくなりました。笑

映像が全然JENOVA戦じゃなくて普通にFF7のダイジェスト映像だったのが
ちょっと残念だったけど、
曲はとてもかっちょよかったです。
コーラスつきだったのだけど、とても合っていました。
それに、この曲のオーケストラ版は聴いたことが無かったので
サントラを聞きまくってる私にとっては、新曲(だよね?)はやっぱ
テンションアガルー!と思いました。

■8:親愛なる友へ(FF5 エンディング手紙のシーン)
続きまして、コラボレーション第2弾。
メン・フェン・スーさんというギター奏者の方が登場して
DearFriendsこと親愛なる友への演奏が始まりました。

この曲、個人的にすごく好きだったので、
生演奏で、しかもとても素敵なギターソロもミックスして
とても感動しました。ちょっと泣きそうになりました。
ゲーム音源もアコギ風だけど、
やっぱ本物のギターの方が涙腺がゆるみますね。

映像はゲーム画面ではなく、天野さんのイラストのダイジェスト。
バッツ、クルル、レナ、ファリスだけでなく、
ここにガラフ、ドルガン、ケルガー、ゼザ、タイクーン王など
暁の4戦士の絵が出てくるところがなんだか泣けます。

この曲は、FF5のアレンジアルバムのタイトルになるほど、
多分植松さんにとって思い入れの深い曲だったと思います。
それを生で聞けてとてもうれしかったです。

■9:Vamo'alla flamenco(FF9 ここほれチョコボ
スーさんのターンはまだ終わらないよ!
ということでしっとりと曲を聴いたあとは
フラメンコ調のこの曲でした。

この曲は一応、演劇の演目でジタンとブランクのチャンバラがあって
そのシーンの音楽ってことになってるかもしれないけど
普通にゲームしてる人にとっては「チョコボで掘ってるときの音楽」。
くちばしでザクッ、ザクッって地面を掘ってる音が
勝手に脳内で再生されてたのは私だけでしょうか(^▽^;)

映像もここほれを流してくれたら笑えた気がしました。

このアコギの音も、オケに負けることなくしっかり聞こえて
とてもかっこよかったです。

スーさんのターンはここまででした。

■10:エアリスのテーマ(FF7
またまた7から。
この曲は指揮者のアーニーさんのお気に入り?だったようでした。
リユニオントラックスバージョンです。

映像はエアリスが祈りをささげていて、セフィロスが上から降ってくる
ところまで流れて、
おお、このままあのシーンが出てしまうのか><と
ドキドキしていたけど、そこはカットされていました。

浜渦さんのご令嬢(推定小2〜3)も来ていたし
CEROに引っかかりそうなものは避けてくれたのかも。

■11:チョコボメドレー 2010
あっという間に第1部ラスト。
エアリスのテーマに続けてチョコボメドレーが流れました。
メドレーといっても、FF3やFF4の黄色チョコボの時に出てくる
オーソドックスなバージョンと、
ブラスdeチョコボFF10)の2つだけでしたが。

映像は歴代FFのチョコボくんたちが登場していました。
(FF2と4はなかったような気がした)
作曲者の関係で登場しなかったFF12は、このメドレーのとき
オープニングムービーのチョコボの映像がちらっと流れるのみとなりました。


∞∞∞∞∞第2部∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

いよいよ第2部。
まだ登場していない4とか6とか10とかに期待しながら待っていると。

■12:オープニング 〜爆破ミッション(FF7 オープニング)
おおおおおおーーーまた7か!www
と思わず笑いそうになる私。
そう思っていたのは私だけでしょうか。
ファンなら素直に喜べばいいのに、ファン失格の予感。

演奏はとってもかっこよかくて
映像もあのゲームのムービーだったけど
若干演奏と音楽がリンクしてなくてちょっと残念。
汽車がしゅっしゅぽっぽしてる音と、爆破ミッションのイントロの
カンカンカンカンがぴったり合ってたらすごくかっこよかったと思います。

■13:ザナルカンドにて(FF10 オープニングデモ)
ここでFF10登場です!
ザナルカンドを聞くのは今年3回目で、
もうだいぶ慣れたぜ、と思っていたけど、
オーケストラで聞くザナルカンドは、エンディングバージョンに似ているので
映像で、いろんなシーンを見せつけられると
こんなことがあった、あんなことがあった、と
いろいろ思い出して泣けます。
脳内で親父とハイタッチしていました。

■14:妖星乱舞FF6 ラストバトル)
アーニーさんがヨーセーランブって言った時の興奮といったら!
ちょうどコンサートに来る前に、妖星乱舞やらないかな〜って話していたこともあって
すごいテンションがあがりました。

演奏はパイプオルガンがメインで
それにオーケストラとコーラスが加わってました。
すごく長い曲けど全楽章やってくれました。
迫力がとにかく凄い!すごいよ!鼻血でそうだったよ!
パイプオルガンの音のテンポがゲームと同じではなかったけど
パイプオルガンはとても弾くのが難しい(鍵盤が重くて音が遅れる)らしいので
これは生演奏ならではなのかも。

最後の最終楽章ではオーケストラの演奏になって
大満足のうちに終わりました。
全曲中、いちばん感動しました!!!

演奏に感動するあまり映像のことを書き忘れました。
映像は、天野さん作のケフカのイラストなどが出ていました。
ちょっとデフォルメされてる、にくったらしい(褒め言葉)顔の絵が
何度も出てきて、こいつめええええ!と思いながら見てましたw

最後はまさかのディシディアの映像で、
プレイヤーキャラがケフカ、敵がティナになっていました。
ティナ、うしろー>< のシーンも出てきて
ほんと、ケフカったらおいしすぎるなあ、と思いました。

■15:閃光(FF13 通常バトル)
ここからFF13のターンです。
なんと5曲もやってくれました。
FF13をやってない人もかなりいたと思いますが
その人たちにとってはちょっと長く感じたりしたでしょうか。
選曲はメジャーどころというか、納得の5曲という感じがしました。

以下5曲映像は13からのものですが、(当たり前)
FF13はまだ通しで1回しかプレイしていない上
めまぐるしく絵が変わるので全部把握しきれませんでした。
そのため、音楽のことを中心に記述しています。


まず1曲目は閃光。これが聞きたいがためにどうしても土曜に行きたいんだ!
と思ってたくらい聞きたかった曲でした。
浜渦さんが、オーケストラ用にアレンジしたもので、
ライトニングのテーマっぽくなるのかなと思っていたのだけど、
バトル曲らしいカッコよさを持ちながら、とても上品な旋律で
ムービーシーンに出てきそうな綺麗な閃光でした。

浜渦さんのバトル曲でヴァイオリンが主旋律を奏でる曲は
とっても好きです。

■16:ファングのテーマ(FF13 コクーンから落ちるときのムービー)
もともとムービーで使われてたオーケストラの音楽だったので
あれが生演奏で聞けた、という感じでした。

■17:ドレッドノート大爆進!(FF13 ミニゲームの音楽?)
ここで久しぶりにベンヤミンさんが再登場で
ピアノ演奏をしました。オケはお休み。
ピアノコレクションに収録されていたものと似ていたけどちょっと
ちがかったです。

Love Growsの時はあまり感じなかったのだけど
まったくミスせず、しかも浜渦さんのすごく複雑な曲を
完璧に演奏に圧倒されてしまいました。
曲がどうのこうのじゃなくて、演奏技術が半端ない・・・!!!
一緒に聞き入った人も、ここでベンヤミンさんすげーーーーーって
なったそうです。ベンヤミンさんの本気を見ました。


■18:ファブラ・ノヴァ・クリスタリス(FF13 セラのテーマ)
ベンヤミンさんが退場して、フランシス・マヤさんが登場。
ファブラ・ノヴァ・クリスタリスというか、セラのテーマでした。
FF13の電源入れてコンティニューとか選ぶところのBGMに
歌詞が付いているバージョンです。

ファブラ・ノヴァ・クリスタリスはボーカルなしの曲だけど
歌が入ってるととってもロマンチックです。
帰ってから調べてみたのだけど、
ゲームに入ってるあの歌もフランシスさんが歌っていたようでした。

ボーカル曲は今回これだけでしたが、
歌が入っている曲はしっとりしていいですね。
聞いててとてもうっとりしました。

映像はスノウとセラの花火デートのところが中心です。


■19:ブレイズエッジ(FF13 ボスバトル)
新しいピアノ奏者がやってきて(notベンヤミンさん)
ボスの曲が始まりました。これが閉めなんですね〜!
この曲はピアノがメインになる部分が少しだけあるので
この曲用の演奏家さんが来たのかも。

原曲とは違うアレンジが入っていましたが
もとの曲がオーケストラ+ピアノって感じだったので
それを生演奏で聞けた感じでした。

■20:The Man with the Machine Gun(FF8 ラグナ編バトル)
ここでアーニーさん登場。
今夜の曲もあと2曲だぜ、というではありませんか。
まじでー!!!!!はやいよーーー><
というかFF4出てないんですけど!!!!

という感じでFF8のラグナ編のバトル曲スタート!
FF4やってくれないのかよ、という気持ちでふてくされてたけど
ラグナの曲はイイ曲で少しおさまりました。

映像もすべてラグナ編のバトルから。
ラグナ、キロス、ウォードのコンビって、なんだか楽しそうでいいですよね。

■21:ティナのテーマ(FF6 前半フィールド)
第2部ラストはティナのテーマでした。
アーニーさんの発音はテラになっていました。英語っぽいネ。
映像のいちばん最初に天野画セリスが登場したのはご愛嬌。
いったい何人が心の中でツッコミを入れたでしょうか。

ティナのテーマをエンディングに見立て、
映像は、FF6のオープニングでナルシェの雪の道を歩くシーンに
今回のコンサートのスタッフロールを重ねたものになっていました。

ちょっと素敵な演出だと思ったけど
これで終っちゃうなんて、と悲しい気持にもなりました。

∞∞∞∞∞アンコール∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

■22:ビッグブリッヂの死闘FF5 ギルガメッシュ戦など)
アンコールの曲が発表されたときのどよめきと言ったら!!!
というくらいすごい盛り上がりました。
みんな大橋好きすぎだよ〜〜!私もですが!

ビックブリッジのオーケストラと言えばFF12バージョンを思い出しますが
それとは全然違うアレンジでした。
アレンジする人が違うだけでこんなに印象が変わるなんて。
こっちの方が勢いが強いというか、力強い感じかも?

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


あっという間に終わってしまったFFオーケストラ。

聞いたことあるよ〜な曲も多かったけど、
これだけはおさえておきたい、という人気曲と
日本で演奏したことが無いという新曲を
バランス良く詰め込んだ選曲だったのではないかなと思いました。

今回のコンサートのDVDは2011年1月19日に出るそうです。
私の誕生日だよ(☆▽☆)

コンサートに行けなかった人は、ぜひ聞いてみてくださいね♪